院長日記

赤ワインと百人一首

2024年1月30日

あけましておめでとうございます。
今年の私のお正月の楽しみは赤ワインと百人一首でした。
赤ワインはいつもの通り沸かしてアルコールを飛ばした飲んでいます。計量カップに300ml入れて、電子レンジで牛乳2杯でセット、チンして冷やす、チンして冷やすを2回、一晩おくと250mlになっています。アルコール14%=42mlとして、水分も蒸発するので、あと1回くらいチンしてほぼ0%で飲みます。アルコールには発がん性がありますので、これは医者らしい神経質さですね。濃縮された苦い赤ワインはフルボディーで本当に美味しいです。実はフルボディーの意味さえ知らない私ですが!
まずはコンビニで買った1200円のワイン、次は同じくコンビニで1600円のワインでした。次はお酒売り場で2000円とか3000円のワインに挑戦してみます。やっぱり味が違うのでしょうか。

もう一つは百人一首です。昔から興味があったのですが勉強できなかったのです。女兄弟もいないので、カルテ遊びの経験もないし、本を買ってきて読もうとしても興味が続きませんでした。ところが、このお正月休みに、「上の句を聞いて下の句を言う」というチャレンジにハマってしまいました。一首一首勉強して行くのはつまらない。全部覚えるのも難しい。しかし「上の句と下の句」遊びは楽しいです。そうこうしているうちに意味もわかってきて、歌を味合うこともできるし、人生が豊かになるような気がしました。初めは教科書で習った10首くらいしか言えなかったのが、今では半分とは言えないけれど大分言えるようになりました。
それでは遊んでいるうちに好きになった短歌を2つ書きます。

大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立

これは天の橋立に着いたけど、「まだお母様からの文は届いていなかった」という意味かと思ってましたが、ちょっと違うみたいですね。

淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
いく夜寝覚めぬ 須磨の関守

私も舞子の住人なので、この歌が好きです。「寝覚めぬ」は「寝覚めない」ではなく「寝覚めました」でした。
明日は1月31日、もうお正月も終わりですね。今年は激動の年明けでしたが、日本にも、世界にも平和と幸せが訪れますよう祈ります。