お知らせ

ヒブ(Hib)ワクチン

今年の3月からは新しい予防接種がはじまりました。
インフルエンザ菌b型ワクチン(ヒブ、Hibワクチン)です。

同じ名前がついていますが、冬場に猛威を振るうインフルエンザとはまったく別物です。インフルエンザはウイルスによるものであり、Hibは細菌です。
過去にインフルエンザの原因ではないかと誤認されたためにこの名前がついたのです。

このワクチンの目的は何でしょうか?
それは小児の細菌性髄膜炎を予防することにあります。

細菌性の髄膜炎は、細菌(ばい菌)により、脳や脊髄を覆っている膜である髄膜に炎症が起きてしまう疾患です。罹患数はさほど多くないものの、かかると死亡率が高く、また、脳や脳神経にかかわる後遺症を残すことも多いため恐れられています。

小児の細菌性髄膜炎を起こす原因菌としては、インフルエンザ菌、肺炎球菌、B群溶血性連鎖球菌、大腸菌、その他があげられますが、5歳未満では特にインフルエンザ菌によるものが多く、その中でもこのb型が90%以上を占めるとされています。

細菌性髄膜炎は、初期症状が発熱のみの場合が多く、1日〜2日で髄膜炎に進行し、嘔吐や項部硬直、けいれん、意識障害など重篤な症状が出て、救急車で運ばれるなどということも多く、診断がついても、診断の遅れや耐性菌の問題もあり、治療に困難を極めることがあるのです。

○ワクチン接種の状況
現在のところ、当院など小さなクリニックには月に3本しか配布されず、とても十分だとはいえないような状態です。
ご希望の方があれば、当院より申込書をファクスして順番待ちということになっています。

○接種回数
接種開始が生後2ヶ月〜7ヶ月未満;初回免疫3回、1年後に追加免疫1回
接種開始が生後7ヶ月から1歳未満;初回免疫2回、1年後に追加免疫1回
接種開始が1歳以上5歳未満;1回のみ

インフルエンザ菌による髄膜炎は、新生児期には母親からの移行抗体に守られています。また、5歳以降は免疫機能の発達や抗体獲得により、発症がほとんどなくなるために上記のスケジュールとなっています。

ご希望の方はお電話または、外来受付にてお申し込みください。
大切なワクチン接種なので、早くスムースな接種が可能になるように願っています。

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