お知らせ

レイノー病

寒い日の朝などに手足が冷たくなったり、痛くなったりした経験は ありませんか。寒冷刺激や精神的なストレスによって、手足の抹消動脈にけいれんが起こり、手足の皮膚が蒼白になり、ついで反応性に充血が起こり発赤が起こる現象をレイノー現象と呼びます。

このような場合に、検査しても何の病気も見つからないものを、レイノー病とよび、何らかの基礎疾患がある場合は、その病気によるレイ ノー症候群であるとされます。
レイノー現象を起こす基礎疾患としては、膠原病、閉塞性動脈疾患、神経性障害、振動病などが考えられます。

レイノー病は若い女性に多い疾患ですが、症状は、手に左右対称に出現することが一般的です。しかし片側のみに起きることもあり、足の指などに出ることもあります。

レイノー症候群の場合、症状が持続すると、指が細く、先細りになり、皮膚が光沢を帯びてきます。さらに進行すると皮膚潰瘍や壊疽を起こすこともあるので注意が必要です。

●日常生活での注意点
タバコを吸っている人は禁煙する。非喫煙者も副流煙に注意する。
部屋や寝床を暖かくして寝る。寒冷や感情の不安定、精神的なストレスに気をつけるなどです。

●お薬による治療
カルシウム拮抗剤、血管拡張薬、硝酸薬、ACE阻害薬、AT受容体拮抗薬、α遮断薬、ビタミンE製剤などを使います。お薬名でいうと、ノルバスク、 ドルナー、プレタール、アンプラーグなどです。 皮膚潰瘍や壊疽を生じた場合にはプロスタグランジン製剤の点滴静注を行います。

上述のようにレイノー病は若い女性に多い疾患ですが、予後が良く、自然 に治っていくことも多いのです。基礎疾患のない場合には潰瘍や壊疽まで 進展することもありません。
膠原病などの基礎疾患の有無を定期的にチェックしながら正しい治療を行っていけば、徐々症状は起こらなくなっていきます。

当院では、ビタミン剤や漢方薬を併用し、良い治療成績を収めています。
思い当たる症状のある方は一度ご相談ください。

お知らせ一覧に戻る