お知らせ

ピロリ菌の検査(胃癌検診を兼ねて)

みなさまは、ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ=HP)という細菌 をごぞんじでしょうか。胃の中に住みつき、HP感染症を起こし、 それに伴う慢性萎縮性胃炎を引き起こします。さらには胃潰瘍や 胃癌の原因となるとされています。

●ピロリ菌(HP)の検査法

○内視鏡を施行した際に調べる。
迅速ウレアーゼ試験、鏡検法、培養法など。

○内視鏡検査を施行しないで調べる。
血清HP抗体測定、HPIgG抗体価;抗体価は感染後に上昇し、HP除去後 も高値が続き、抗体価の低下には時間がかかるため除菌判定には適 さない。
尿素呼気試験:除菌判定法として信頼性が高い。

○糞便中HP抗原を検出する方法。
胃の中にいるHPは便中に排泄され、その糞便中のHP抗原を検出する。
専用の容器を用いて行う。

このピロリ菌抗原検査は、便をとるだけなので、簡単で、内視鏡のようにつらい思いをせずに(非侵襲的に)調べることができます。また抗体検査と違い、感染と検査結果に時期のずれがなく、リアルタイムにHP感染の有無を調べることができます。

●ペプシノゲン検査について
ペプシノゲン(PG)は、胃粘膜で産生される物質で、IとIIがあります。
PGIは胃底部から分泌され、胃酸分泌量や胃壁細胞量に比例します。PGIIは胃全体から分泌され、60歳代で一定化します。
健康な胃にHPが感染すると、PGI、PGII共に増加します。次いで萎縮 性変化が胃壁におきると、PGIが低下し、PGI/II比が低下します。

ヘリコバクター・ピロリ検査と、ペプシノゲン検査を併用することにより、かなり高い確率で、胃癌のリスクを調べることができるようになりました。またHP感染を早期に発見し、除去することにより、萎縮性胃炎や胃癌の発症リスクを軽減することがでことができます。
さらに、両者が正常であれば、胃癌にかかる確率は非常に低いことがわかってきました。
簡便でありながら、大変価値のある検査ですので、胃に不安のある方は一度ご相談ください。

 

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