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いぼ(尋常性疣贅、じんじょうせいゆうぜい)

尋常性疣贅はウイルス性疣贅とも呼ばれます。 ヒト乳頭腫ウイルス(ヒトパピローマウイルス、HPV)の感染により 生じます。皮膚や粘膜の小さな傷にHPVが感染してできてきます。 できる部位により、皮膚型、粘膜型、性器型などに分類されます。

●尋常性疣贅は、手の指や、手掌、足指、足の裏、膝蓋などによく できます。角質隆起性の病変で、小さな血管や神経が来ていますので、 削ると痛んだり出血したりします。点状出血や、それが黒くなった黒点 は、うおのめとの鑑別点になります。 その他のHPVによるいぼとして以下のものがあります。

●扁平疣贅(青年性、若年性疣贅); 前額、顔面、下顎、手背、前腕などに多発します。小さくてあまり隆起 しないいぼが多数でき、にきびなどと間違われる場合があります。

●尖形コンジローマ;肛門や外陰部に生じたものです。

●治療
尋常性疣贅;
サリチル酸による角質除去法。スピール膏を小さく切って 貼り付け、上から絆創膏などで固定、4〜5日後に浸軟部分を 削り取ります。出血などに注意しながら、繰り返します。

液体窒素による凍結療法(液体窒素綿棒圧抵法);痛みが強く、治癒率が 低とされています。

電気焼灼法、炭酸ガスレーザー蒸散法、;瘢痕を残す場合もあるので注意 が必要です

ブレオマイシンの局所注射;痛みがあります。

ヨクイニンやグリチルリチンの服用。

扁平疣贅;強力ミノファーゲンC静注。 イオウカンフルローションで刺激性の炎症を誘発し治癒に導きます。

尖形コンジローマ; 凍結療法;痛みがあります。 5FU軟膏塗布し、ラップを使って密封包帯法を行う方法も。 電気焼灼。(痛みがあるので局所麻酔が必要です)

* HPV;human papillomavirus は、現在120以上の型が見つかっています。 16,18型は子宮頸癌との関連で注目されています。31, 33, 35, 39, 51, 66型などを合わせて、腫瘍形成能の強いハイリスクHPVとされます。

 

 

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