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にきびの治療の話題です

にきびは、ざ瘡あるいは尋常性ざ瘡ともいいます。
毛穴(毛包)がつまってできる小さな発疹です。つまった毛穴には炎症が起こり、「毛孔一致性の慢性炎症疾患」といわれる病態になって行きます。

思春期になると、男性ホルモンの作用によって皮脂の分泌が亢進します。
また毛包入り口の角質が厚くなって毛包がつまります。難しくいうと、「毛漏斗部の角化異常により毛包管が閉塞する」ということになります。

毛孔に皮脂がつまると、面皰(めんぽう、コメド、白にきび、黒にきび)を形成します。
できやすい場所は、顔、前胸部、背部など、皮脂の分泌の多い部分です。
その面皰内、にきび菌(P.アクネス=Propionibacterium acnes)が増殖すると、炎症が起きてしまいます。その結果、面皰は膿疱(丘疹)、硬結、膿腫へと進行します。

●にきびの経過(上記のまとめ)
思春期になると男性ホルモンの影響で脂腺が発達。
皮脂の分泌が盛んになる。
毛穴に皮脂がたまる(白にきび)。
それが固まって芯となる(黒にきび)。
にきび菌によって皮脂が分解され炎症が起きる(赤にきび)。
他の雑菌により細菌感染を起こし膿疱などができる。

●悪化因子
体質、洗顔不十分、食事(高脂肪食、砂糖の摂りすぎ)、
胃腸障害、化粧品、物理刺激、ストレス、ホルモン製剤など。

●自分で行うことのできる予防と治療
せっけんによる正しい洗顔。
化粧品は油性のものを避ける。乳液タイプを使う。
食生活の改善。便通に注意。
十分な睡眠。ストレスを避ける。

●医療機関での治療
内服薬; 抗生剤として、ミノマイシン、ルリッドなど。
      ビタミン類、フラビタン、ピドキサールなど。
外用薬;ダラシンTゲル、アクアチムクリームなど。
      イオウカンフルローション(1日2回塗布)なども使われる。
その他の治療;面皰圧出(効果には異論もあります)、光療法など。
外科的治療;膿疱、硬結を形成した場合は、皮膚科で切開、排膿、洗浄を行う場合もあります。

治療は良く効きますので、ひとりで悩まずに早めに受診してください。
また、治療を怠りますと、瘢痕形成なども起きてしまいますので注意いたしましょう。

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