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頻尿と過活動膀胱

尿の回数の多いことを「頻尿」といいます。頻尿の目安 としては、尿の回数が昼間8回、夜間3回以上とされています。

頻尿の原因としては、急性膀胱炎などの炎症性疾患、前立腺疾患、老化や脳血管障害による神経因性膀胱、膀胱神経症などの心因性頻尿が挙げられます。

上記の頻尿の中でも、膀胱の緊張の高まりによって頻尿になってしまうものを「過活動膀胱」(OAB)と呼びます。

*参考
「過活動膀胱診療ガイドライン」
過活動膀胱とは突然、止めようのない強い尿意が出現する尿意切迫感を有する状態。
通常、頻尿を伴い、時に切迫性 尿失禁を認める。*

尿失禁を認めるものを、wet type OAB、 認めないものをdry type OAB と呼びます。
健康な人は尿を400〜500mlためることができますが、OABでは 100ml前後の尿がたまると、我慢できなくなるとされています。

●過活動膀胱の治療薬としては
抗コリン作用を有するポラキス、バップフォーなど。
(膀胱排尿筋に対する直接的収縮抑制作用もあります)。
排尿筋を弛緩させるカルシウム拮抗剤。

副作用の少ない新しい抗コリン薬として、デトルシトール、 ベシケアなどがあります。2剤ともムスカリン受容体拮抗作用により排尿障害を治療します。

心因性頻尿には抗不安薬(デパスなど)が使われます。

また膀胱容量を拡大するための訓練として、尿を我慢するという方法も提唱されています。2時間我慢できる、200〜400ml ためることができる、などが目標です。
骨盤底筋体操も推奨されています。

新しいお薬に期待が集まっているところです。頻尿かな、過活動膀胱かなと思われる方は一度ご相談ください。

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