お知らせ

高山病

先日登山に行かれる方が高山病の予防について相談にこられました。
高山病の症候を分類すると。
急性高山病;酸素が薄いためになる病態。低酸素血症。入山後12時間以内に起こる。頭が重い感じ(頭重感)、息切れ、嘔気、嘔吐、めまい、睡眠障害など。
高地脳浮腫;上記の重症例;精神状態の異常、昏睡など。
高地肺水腫;呼吸困難、肺聴診所見の異常。頻呼吸、頻脈など。死の危険もある。

高山病の原因は、海抜2000m以上のへの急速な移動です。特に就眠時の高度差が大事で、1日あたりの高度差を300〜500m以下にするように気をつけます。
*climb high, sleep low;高く登っても、一旦戻って低い場所で寝る。

検査としては、携帯型パルスオキシメーターで酸素飽和度を測ることができます。その値の目安は、3000mで90%、4000mで80%、5000mで70%。それ以下になってくると注意が必要です。

●予防にはダイアモックスが有用
ダイアモックスは炭酸脱水素酵素阻害作用に基づく(略)作用で、呼吸中枢を刺激して高地順応性を高めてくれます。

●治療には、バファリン、ナウゼリン、デカドロン、アダラートLなどが使われ、ダイアモックスは治療にも使用されます。

●登山の際の注意点
塩分摂取を控える、アルコールやタバコは飲まない、睡眠薬は服用しない。安静、保温に留意する。過労の防止に努めるなどなどです。

発症してしまった場合は、低地への緊急移動が必要です。
高地での緊急治療用の携帯型加圧チャンバー(ガモフバック)も有用であるとされています。

高山病なりやすい体質の方は、再発に気をつけましょう。

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