お知らせ

高血圧

心臓は1分間に約70回、60分で4200回、24時間で約10万回動いています。
1日に10万回、血液を送り出し(収縮期)そして血液を受け入れています(拡張期)。
その時の血液を送り出す圧力が血圧です。
特に動脈の血管内壁にかかる動脈圧 を「血圧」として測っています。
血圧は心臓の収縮、拡張に合わせて上下し、その上と下は,収縮期血圧(最高血圧)、拡張期血圧(最低血圧)と呼ばれます。

高血圧の基準は、簡単には、140/90mmHg(上/下) 以上、糖尿病などの合併があれ ば、130/85mmHgと考えれば良いと思います。
1日10万回変化しているわけですから、くりかえして測って調べる必要があります。
また24時間血圧測定を行う場合もあります。

高血圧が続くと血管壁は、だんだん厚く硬くなります(動脈硬化)。
自覚症状もあまりなく、数年から数十年で、いつの間にか身体を傷めてしまいます。(サイレント・キラーと呼ばれることも)。
全身の血管の動脈硬化が起こり、脳には、脳出血や脳梗塞、その他、大動脈瘤、 腎硬化症、心筋梗塞、眼底の変化や出血、心臓自体には心肥大、狭心症などなど、様々な合併症が起こります。

高血圧には、原因が特定できない本態性高血圧と、他の病気が原因で起きる二次性の高血圧があります。

日本人の場合は、9割以上が本態性高血圧です。
これは40歳前後から徐々に起き、年齢と共に血圧が上がっていく場合が多いです。
時には急激に上昇するようなこと もあります。
原因不明とされながらも、体質(遺伝)因子や、肥満、塩分とりすぎ、お酒の飲みすぎ、運動不足、などの生活習慣などが深く関わっていると考えられています。

また、喫煙やストレス・疲労・睡眠不足なども大きな因子となります。

二次性高血圧の原因としては、腎臓の病気、内分泌系の病気などが考えられ、これは20代、30代の若年から出現することが多いのです。

●本態性高血圧の治療;食事療法、運動慮法、薬物療法が3本柱です。

○食事療法;
塩分の制限(食塩1日10g以下)、動物性脂肪(脂質1日40g以下)、摂取カロリーの制限(適正カロリー)。

○運動療法;
血圧が160/110mmHg未満の人、医師の診断を受けて行う必要があります。ずっと続けることが大切です。薬を飲みながら行う場合も。

○その他、生活習慣の改善;お酒の量のコントロール、肥満の場合は減量、そして禁煙。食べ物では、魚の油や緑黄色野菜の効果も語られています。

○最後にお薬による治療;
利尿薬、β遮断薬、α1遮断薬、カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)、ATII受容体拮抗薬(アンジオテンシンII拮抗薬)などがあります。

お薬による治療は非常に効果的です。さらにはACE阻害薬や、ATII受容体拮抗薬には体の細胞(臓器)の保護作用もあります。しかし、基本中の基本は生活習慣。お互い頑張りましょうね。。。

お知らせ一覧に戻る