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人工透析療法

人工透析療法は、慢性腎不全や急性腎不全などの治療のためにおこなわれます。

腎臓の機能は以下のようなものがあります。
体の水分の調節。体の毒素(代謝産物)の排出。血液の酸塩基平衡 を保つ。造血ホルモンを作る。活性型ビタミンDを産生する。ホルモンを介して血圧を調整する。

これらの働きが落ちた時、その多くを補ってくれるのが透析療法です。
適応の基準は、エリスロポイエチンで貧血(腎性貧貧血)が是正できない場合、尿素窒素80mg/dl、クレアチニン8mg/dl 以上となる場合などとされています。

透析療法には以下の2種類があります。

1.血液透析(HD;Hemodialysis)
急性腎不全の治療や末期腎不全の人工腎臓補助療法として用いられる。
透析膜を使って血液をきれいにする。
シャント血管から血液をダイアライザーに送り、老廃物(尿毒症性物質)や余分な水分を除き、電解質のバランスを調整する。
そして浄化された血液を再びシャント血管より身体にもどす。
1日4〜5時間、週に2〜3回。

2.腹膜透析。
腹腔内に透析液を注入し、腹膜を用いて物質や水分の除去を行う。
末期腎不全患者の在宅透析治療として、持続携行式腹膜透析(CAPD;continuous ambulatory peritoneal dialysis)が行われる。
まず、透析液を出し入れするカテーテル(管)を手術で埋め込む。
腹腔内にカテーテルで透析液を注入、数時間(6時間)溜めたあと 排液。さらに注入。
1日4回行う必要がある。

●CAPDの特徴;
24時間連続した透析なので、身体への負担が少ないです。
在宅自己管理治療なので、通院が少なくてすみ、入浴もできます。
また自動装置により、夜間睡眠中にバッグ交換を行い、日中の交換回数を減らすことができます。残存腎機能を長期間保つことが可能です。
ただし、腹膜炎を起こさないように細心の注意が必要であり、また、腹膜の機能が落ちると(7、8年)血液透析への移行が必要となります。

腎不全の他の治療法としては、腎移植などがありますが、血液透析法の恩恵には計り知れないものがあります。

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