お知らせ

水虫やいんきんたむし(白癬;皮膚糸状菌症)

夏場に悪化するいや〜な「みずむし」のお話です。

原因は皮膚糸状菌(ひふしじょうきん)です。皮膚糸状菌の多くは白癬菌で、他に小胞子菌、表皮菌など数十種類あります。これらはケラチン好性真菌群と呼ばれています。(ケラチンが大好きなカビ?類ですね)

表皮角質層、毛髪、爪などに寄生し増殖します。また表皮からさらに深く、真皮に進入する場合もあり、深在性白癬と呼ばれます。
寄生する場所によって、足白癬、爪白癬、手癬、股部(こぶ)白癬、体部 白癬、頭部白癬など分類されます。
白癬菌は高温多湿を好み(26℃前後、70%)、皮膚のたんぱく質であるケラチンを栄養源として生きていきます。

皮膚の症状は、小さな水ぶくれ(水疱)を作る小水疱タイプ、小水疱が破れて白くふやけるびらん型、角質が厚く肥厚する角質型などがあります
特殊な場合として、ペットからうつる種類の菌(M.canisなど)もあります。
また糖尿病やステロイド薬使用によって免疫が落ちるている場合も注意が必要です。

●予防
身体を清潔にし、汗などで湿ったままにしないこと。
集団生活では感染が予想される場合に(入浴など)予防的に外用薬を用いる事なども考えられます。

●治療
抗真菌剤の外用。 湿潤が激しく細菌感染やリンパ管炎を併発している場合には抗生剤軟膏や亜鉛華軟膏なども併用。時にステロイド剤を併用することもありますが、とても慎重に使う必要があります。
爪白癬には外用薬に加えて、抗真菌剤の内服やパルス投与法など。
(内服薬;ラミシール、イトリゾールなど)
内服薬を飲むときは、定期的な血液検査が必要です。
抗真菌剤のパルス投与法とは、イトリゾールカプセルを8カプセル、1週間内服 し、3週間休薬。これを3クール繰り返します。
角質増殖型足白癬には、外用薬や内服薬に加え、角質軟化剤や内服薬などが必要です。

これから涼しくなると根治のチャンスですね。少しよくなっても手を緩めず、(足を緩めず)ちゃんと治してしまいましょう!

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