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吸入インスリンの時代

糖尿病にも1型と2型があるのをご存知でしょうか。
何らかの原因で、インスリンの分泌がほとんど止まってしまう1型には、インスリン注射は必須です。
また、インスリンの分泌が相対的に不足している2型糖尿病の場合であっても、重症化した場合には同じくインスリン注射が必要となります。
しかし大人でも子供でも注射は苦手という人が多い?ようで、特に2型の場合、必要な注射治療が遅れる傾向があります。
5年〜10年遅れてしまっ ているのではないかとも言われています。

1型糖尿病の人は普段からインスリン自己注射をされています。
しかし1日1〜2回の注射よりも、自己血糖測定を行いながら1日3〜4回注射を行う強化インスリン療法が、より推奨されるようになって来ています。

そのような中、2006年初頭に、吸入タイプのインスリン「エクスベラ」(米国ファイザー)が欧米で認可されました。アメリカでは本年度中に使われることになりそうです。
これは遺伝子組み換えにより製造された速効型ヒトインスリンです。粉末製剤を肺へと吸い込んで使用するのです。
速効型ですので基礎インスリン分泌を補うタイプではありません。

喫煙や喘息との関連、アレルギーの惹起、肺機能への影響など、いろいろ問題点もありますが、1型糖尿病のインスリンの追加使用に、あるいは重症の2型糖尿病の経口薬治療の補充治療に、良い成績を収める可能性が示唆され、大変期待されているところです。

 

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