お知らせ

日本脳炎ワクチンについて

夏を迎え日本脳炎が気になる季節になってきました。

去年(2005年)の5月に突然日本脳炎ワクチン接種が事実上中止になってしまいました。日本列島、北海道以外は日本脳炎ウイルスの汚染地帯であり、特に西日本ではその発生が危ぶまれるところです。

中止に追い込まれた理由は、このワクチンによってADEM(急性散在性脳脊髄炎)という病気が発症する可能性があるということです。

厚生労働大臣の諮問機関によって当ワクチンとADEM健康被害の因果関係が事実上認定されました。ADEMはウイルス感染後やワクチン接種後に生じるアレルギー性の脳脊髄炎で、後者はワクチン接種後ADEMと呼ばれます。70万回から200万回に1回の接種で発生するとされています。

●厚生労働省としては
「より安全なワクチンに切り替えるべきであり、接種勧奨を差し控える」という立場。「流行地に渡航する場合、蚊に刺されやすい環境にある場合。ご本人の同意の上での現行のワクチン接種は認められている」という趣旨のようです。

現状では、より安全な組織培養法によるワクチンが開発されている途中です。今年の4月にも出来上がるという話もあったのですが、治験も入れて後2,3年かかるという噂も飛んでいます。(本年度手に入るワクチンはマウス脳による製造です。)

日本国内では年間数名発生ですが、一旦かかると死亡率は15%以上、また病態も非常に重症です。毎日の医療情報に注意し、流行傾向があれば直ちに現行ワクチンで予防することが大切ではないかと思っています。

 

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