お知らせ

アデノウイルス感染症(プール熱など)

梅雨時のむし暑い日々が続き、幼稚園や小学校では例年のごとくアデノウイルス感染症の流行が始まっていますのでご注意ください。これは、お母様方には「プール熱」として知られている病気ですね。

●アデノウイルス
49種類のタイプ(血清型)があるとされ(実際は1型〜51型まで51種)、3、4型で咽頭結膜熱、8型で流行性角結膜炎、40、41型で胃腸炎、11型で出血性膀胱炎、7型では上気道炎などさまざまな症状がひきおこされます。(咽頭結膜熱タイプがプール熱とよばれます。)

特徴は発熱期間が長いことです。38℃から39℃前後の熱が5日6日と続きます。そのわりにはすっと治ることも多いのですが(自然治癒が多く予後良好)。ただし乳幼児が7型に感染した場合などには、肺炎を起こすことがあるので注意が必要です。その他の重い合併症として、無菌性髄膜炎や胃腸型における腸重積などにも注意が必要です。

●アデノウイルス迅速診断
高熱が数日続き、アデノウイルス感染症が疑わしい場合はこの検査を行います。綿棒でのどをぬぐい、試薬を使って検査します。15分ほどで結果が出ます。インフルエンザと違い、特効薬があるわけではないのですが、陽性と出た場合は、下気道炎(肺炎など)や脳炎、脳症などに注意しながら治療を行います。
長引いたり重症化した場合にはステロイドや免疫グロブリンの投与も考慮されます。

感染経路は、鼻水、唾液、痰、便などに出たウイルスが飛沫感染を起こし、あるいは手を介して感染していきます。潜伏期は5〜7日程度。プールばかりでなく、ふだんの集団生活での予防が大事ですね。
疑わしい場合は迅速検査を受け、他の人にうつさない事がとても大切です。

 

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