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過敏性腸症候群(IBS)の新しいお薬

現在ラモセトロンというお薬の治験が進んでいます。
下痢症状タイプの方を対象に、セロトニン5HT3受容体の拮抗作用による大腸機能の改善を目的とするものですが、かなり期待が持てそうです。

●過敏性腸症候群(IBS)の診断は?
慢性的な腹痛あるいは腹部不快感があり、

  1. 排便により軽快する
  2. 排便回数の変化で始まる
  3. 便の性状の変化で始まる

などのうち2項目以上を認めます。便の回数や性状によって、便秘型、下痢型、交替型などに分類されます。(腹部膨満型やガス型もあり)
その上で、消化管や他の臓器に異常がないことを確認することが必要です

●成因としては
大腸などの消化管運動の異常、消化管知覚閾値(いきち)の低下、ストレスなどの心理的要因、ライフスタイルのゆがみなどが考えられています。

頭重感、めまい、倦怠感、不眠など消化管以外の症状も伴う人も多く、身体の条件と精神的な要因(ストレスなど)が複雑に絡み合って発症するものと考えられています。

●治療としては
ストレスを取り除くこと、食事の改善(繊維成分の多い食事を摂り、ガスがたまる食品を避ける)、ライフスタイルの改善、心理療法、認知行動療法、催眠療法、絶食療法などが行われます。

●お薬としては
下痢型に、抗コリン薬(トランコロンなど)、消化管運動機能賦活薬(セレキノンなど)。下痢にも便秘にも使用できる腸内水分保持薬(コロネルなど)。下痢の強い場合には止痢薬(ロペミンなど)。便秘型には、緩下薬、消化管運動機能賦活薬、膨張性下剤など。精神的要素の強い例には、セディールその他の抗不安薬が使用されます。

ストレスや緊張から、いつもお腹に不安があり、排便やガスやトイレのことで悩んでいる方は一度相談してくださいね。

 

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