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アルツハイマー病(AD)

老年期に認知症(痴呆)が見られた場合、その背景にアルツハイマー病が隠れている場合があります。その特徴は、徐々に進行していく慢性の痴呆症で、脳には、老人斑、神経原線維変化、神経細胞の脱落、という三つの特徴が認められます。(上記の三つは、アミロイドβ蛋白の沈着、異常リン酸化タウ蛋白の蓄積、神経細胞の変性〜脱落‐脳の萎縮による。)
40〜50歳代に発症する場合を早期発症と呼びますが、少数であり、多くは60〜70歳以降に発症し、加齢と共にその頻度が増えます。

●中核症状として;
認知機能障害。すなわち記憶、言語力、判断力、思考力などの障害が認められます。

●周辺症状として;
行動心理学的症状(非認知機能障害)。
中核症状に伴って起きる、感情的な混乱や異常行動、具体的には抑うつ、妄想、興奮、不安、幻覚、徘徊などが見られます。

物忘れがひどくなる、曜日や日付を間違う、場所や人や時間が分からなくなる、思考力や判断力の障害、妄想、幻覚、感情の起伏、徘徊などの異常行動。
このようなことが気になる場合、一度チェックリストで調べてみましょう。

認知症(痴呆)を診断するにあたって、今服用しているお薬、特に向精神薬、抗コリン薬、鎮静薬などの副作用ではないかと疑ってみるのも大切なことです。

治療薬には次のようなものがあります。

  • 認知機能障害に;塩酸ドネペジル(アリセプト)。
  • 幻覚、妄想、興奮に;グラマリール、リスパダール、セロクエル、ルーランなど。
  • 抑うつ、意欲低下に;パキシルその他。
  • 不眠に;睡眠薬を服用することも。
  • 漢方薬;加味温胆湯、八味地黄丸など。

その他の治療として。

  • 心のリハビリテーション;回想法、音楽療法、デイケアなど。

介護者の心理的支援も重要であり、認知症以外の病気やケガにも注意することがとても大切です。

 

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