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水痘(すいとう/みずぼうそう)のゾビラックス治療

みずぼうそうは、皆さんよくごぞんじの主に子供の病気ですね。(大人も抗体が無ければかかります)。水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV) の感染によって発症します。

(VZVはヘルペスウイルス科α亜科、DNAウイルスです。)
頭から身体や四肢の皮膚へと発疹が広がり、粘膜にも出現します。皮疹は紅斑、丘疹、水疱となり痂皮化して(かさぶたの様になり)治っていきます。伝染力は強く、うつるのは発疹出現の1〜2日前から発疹出現後4〜5日まで、あるいは痂皮化するまでです。

初感染の後、知覚神経節に潜伏感染しますが、水痘自体は終生免疫(一度かかるともうかからない)であるとされています。治療は、皮膚の発疹にはフェノール亜鉛化リニメント(カチリ)など。

二次感染を起こした場合は抗生物質の経口投与。痒みには抗ヒスタミン薬などが使われます。(アスピリンや類似薬はライ症候群が起きることがあるので使用禁止。)

合併症としては、皮膚の二次性細菌感染、肺炎、中枢神経合併症などがあります。おおむね予後良好な病気なのですが、1歳以下と15歳以上では合併症の危険率が高くなり、成人ではさらに高くなります。

合併症を防ぐため、免疫異常者にはアシクロビル(ゾビラックス)の静脈内投与が行われますが、一般の人にもゾビラックスの経口投与で治療する場合もあります。

●ゾビラックス治療について;
「ゾビラックスを健康小児の全例に投与すべきかは議論のあるところである。1歳前後、13歳以上は重症化しやすいので投与すべきであろう。」

上記が公式見解なのですが、投与するクリニックもだんだん増えてきて、また手っ取り早く治したい方も多く難しいところですね。当院では「ご相談の上」副作用に注意しながら使用と言うことにしています。

●一番良いのは予防接種;
予防接種の抗体獲得率は92%あり、アメリカなどでは1歳以上の(未罹患の)すべての小児に対して接種が推奨されています。

●付け加えて、帯状疱疹;
知覚神経節中に潜伏感染したVZVが再活性化して神経支配領域に帯状の水疱疹を生じるものです。(これはゾビラックスまたは同効薬のバルトレックスで治療します)

 

 

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